パリの(?)教会の中にはお祈りだけでなく、時折コンサートを開催しているものもある。ほぼ有料だが中には無料のものもあり、その場合気軽に入れる。教会はそこらじゅうにあるため、探してみると大抵毎週どこかで無料のコンサートが見つかる。そんなわけでクラシックなどまるで興味のなかった自分であるが、最近よく聞いている。
教会は石でできており、おそらくエコーが効きまくる構造に設計されているのだろう。民家ではありえないサラウンドに加え、ステンドグラスや彫刻等の視覚も相まって、厳かさがハンパ無い。ともするとよだれが出そうになるほどキマるので、洗脳装置としては効果抜群だったろうと感心する。クラシックを聴くなら古くて立派な教会に限ると思った。
また音楽学校や演劇学校の練習公演を含めると選択肢はさらに広がる。先日音楽学校の公演(ギターソロ)に行ってきたが、なじみのない曲目でなかなかに面白かった。学生の練習とはいえ、公演するくらいなので技はそれなりに完成しており、十分楽しめる。娘が気に入るかどうかはわからないが、何しろ無料なので手当たり次第に連れていってみようと思う。
実はノートルダムでも毎週無料のオルガンコンサートがあったらしいのだが、例の火事のせいで閉鎖されてしまった。残念なことだ。
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。